ピアノと脳の関係
先日、生徒さんのお母さまから、「ホンマでっか!?TVで
“ピアノは脳に良い!”ってありましたが見ました?」
と教えて頂き、その放送以降、わたしのピアノ教室への
お問合せが多くなりました。
というわけで、「ピアノは脳に良い!」を取り上げます。
私たちのアタマには「右脳」と「左脳」という
二つの脳を持っています。
脳は身体を動かすための命令を出す「司令部」の役割で、
右半身を支配しているのは左脳。
左半身を支配しているのは右脳。
命令を伝達している神経は、左右で交差しています。
左脳は意識脳で、「じっくり記憶」することが得意です。
論理的思考・計算・空間認識・言語認識を担当しています。
「ストレス」を感じて“β波”を出すのは左脳です。
一方、右脳は無意識脳、「瞬間記憶」することが得意です。
芸術・イメージ記憶・創造力直感・ひらめきなどを担当しています。
「リラックス」を感じて“α波”を出すのは右脳です。
そういった両方の脳を動かして「ピアノを練習し・演奏する」ことが
注目されています。
アタマが大きいからといって賢いわけではなく、
小さいからといって脳が劣っているわけでもありません。
大きさと知能は関係ないそうです。
『ピアノのトレーニング=脳のトレーニング♪』
五感を使って脳をトレーニングしましょう!
ピアノが上達するためには音や音楽などの聴覚だけでなく、
色、光、デザイン、空間などの視覚、匂いや香りの嗅覚、
手触り、肌触りなどの触覚、味の味覚など、
五感すべてをフルに活動させることがとても大切です。
劇場やコンサートホールに出かけ、生の舞台やオペラ、オーケストラ
などの演奏を観るのもオススメ。
素晴らしい空間では五感がフル回転しますよね!
逆にピアノの上達によくないのが、無関心・無感動です。
表現力のもとになる感覚がドンドン鈍りますよ。
感動こそが表現力を高める栄養なのです!
みなさん、今日も明るく楽しいピアノレッスンライフを♪